東北の今 ③

2013-03-08

今日は本日10時から放送予定のNHKドキュメンタリーでも取り上げられる石巻市大川小学校について書こうと思っています。
大川小学校について、ここで詳しく述べる必要ないほど、大きくメディアに取り上げています。簡略して記載しますと、北上川河口から4㎞の新北上川大橋のふもとにある大川小学校は全校生徒108名中74名が、津波から避難できず、死亡・行方不明となっている。行方不明になった人数の多さも、このニュースが大きくなった要因であると思う。
私は石巻在住中に、2度と今回とで3度の訪問しました。最初訪問時は小学校近くの新北上川大橋の1/3程度が落橋し、その鉄の残骸が橋から上流100~200mも流されている状況を見ました。ここに来た津波の大きさを想像できます。避難時すぐ北側の裏山に避難せず、迷走した結果、橋たもとの高台へ避難中に津波と遭遇したとのことですが、この避難の対応が正しいかと言う検証を第三者委員会などで議論されています。私論は中学生ならまだしも、小学校低学年があの裏山の急坂登り切れたか?と言う疑問があります。しかし私は震災前のここを見たことがなく、正しい、間違いの判断はしようとは思ってません。私が述べたかったのは、今回の震災での死亡者は、実は児童の割合が非常に少なかったんですよと言う事実。津波が来た時刻は、すでに授業も終わっていたり、卒業式やテストなどもあり学校にいた生徒は少なかったのです。しかし児童の死者の割合が低い事実は、それだけ親や教師や大人が子供を守ったのであろうという事が推測できます。子供が大人に守られたと言う数値データがあって、私は日本の素晴らしさに実感しました。そのような状況だから、この小学校の大きな悲劇がクローズアップされているのだろうと思っています。
前回記載のとおり、石巻市の死亡者は今回の震災での死亡者では、各地方自治体でダントツの1位です。大川小学校は旧ハザードマップでは津波到達地域ではなく、小学校自体が避難場所となってました。だから危機感の薄さや想定外の津波による影響であることは、疑うこともありません。しかし本当に亡くなられた方々は、仕方なかったのか?そこに人的な判断ミスがなかったのか?と言う疑問が残ります。私が住んでいた9か月余り、とその後の報道等見ても、石巻がこれほどひどい被害が出たのかと言う検証が、大川小学校以外には乏しいと思っています。昨年12月7日震災以来の津波警報が発令されました。なんと石巻ではまたまたひどい自動車渋滞したそうです。今回は津波がなくてよかったですが、本当の津波が来ていたら、どれほどの被害が出ていたか?何故と不思議に思ってしまいます。次回は不思議な復興の方向性について書きたいと思っています。

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