東北の今 ⑥

2013-03-22

投稿最終は、行政書士らしく許認可についてです。これまで復興の遅れについて述べてきて、それはメディアでも声高く流れており、皆様の理解も深まっていることと思います。ただなぜこれだけ復興が遅れているか?を私なりに分析してみると
1.津波により境界線がなくなっている、また地盤沈下などで境界線が変わっている。当然ながら、土地は隣接地と境界線で区切られていますが、それがわからなくなっており、その復旧に大変な苦労が伴っている。ある自治体では資料ごとなくなり、一層大変な状況となっている。境界線がわからないと、土地の所在自体の所有がわからず、復興どころではない状況となっている。
2.高台移転等の移転伴う場合、都市計画法や農地法などの旧法の壁があり、手続きに時間がかかる。手続きが大変なことは、我々行政書士からすると仕事になるので、有難いことながら、今回のような災害を伴う手続きにおいては、大きな障害となっている。行政の窓口担当はパニックとストレスの毎日であろうと容易に想像できる。
3.東北人独自の気質からか、なかなか将来を決め兼ねられない。行政のカリスマ性もなく、災害後の街づくりの将来ビジョンがなかなかわからない。被災者の方々が、新しい住宅等を決められない。
これだけの災害がありながら、行政は旧法の手続きに従い、地道に境界線つくり、用途変更、農地移転の手続きなど行っている。これは行政庁(国や知事、市長等)の落ち度であることは明白であります。こんな大変な時こそ行政はカリスマ性を持って引っ張っていくべき。被災地の長は国がやってくれないばかり言うが、、やってないのはその長であり、何が問題なのか?どうしたいのか?と言う提案がないから、国が動かないのである。地方分権を求める声が維新の会やみんなの党中心に大きいが、今回の事例見たら、地方に権限移すことが得策かどうかは考えるべきと思われてくる。
この投稿の最後に、行政の落ち度や進まない復興の最終的な苦労は、すべて被災者が被っております。行政の長はその責務を持って、もっと積極的に動いてください。
被災者の方々に。まだまだ寒い中大変でしょうが、すこしずつ前に進みましょう。何年か後必ず笑える日も来るでしょうから。

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