受動喫煙の防止等に関する条例 ~兵庫県~
2013-09-27
タバコがだんだん吸いにくい世の中になって、もうだいぶ経ちますが、今回はそれに輪をかけて、一層吸いにくい環境を強化する兵庫県の条例が出てきました。須磨海岸での喫煙罰則のような喫煙者に対しての条例ではなく、公共用地、人が集まる場所を持っている宿泊施設や飲食店、美容室などの商業施設に、完全な分煙や禁煙を義務化する条例で、罰則もあります。来年26年4月1日より適用され、知りませんでは済まない事です。
ただ今は消費者も分煙禁煙ある施設の必要性を訴えている状況ですので、飲食店等の事業主さんはこの機会に分煙、禁煙への転換を図ってはいかがでしょう。今年度であれば、国と県の補助金があります。補助金が使えると、安価な設備投資で、付加価値が高まります。
受動禁煙の防止等に関する条例
「受動喫煙を防止するための措置等を定め、県民の健康で快適な生活の維持を図る」を最大の目的として、不特定多数の人が出入りできる空間を有するすべての施設管理者(事業主)に対して、一定の規制を求めています。
対象施設は6つに分類され、各々に規制が違います。
- 教育施設等(幼稚園、小中高学校等)・・・敷地内、建物内のすべて禁煙
- 医療機関・・・建物物内すべて禁煙
- 大学、薬局等・・・建物内の公共的空間の禁煙
- 劇場等・・・建物内の公共的空間の禁煙、厳格な分煙、時間分煙のいずれか
- 宿泊施設でのフロントロビー、飲食店、美容室等で100㎡以下を保有する店舗・・・建物内の公共的空間の禁煙、厳格な分煙、時間分煙、喫煙のいずれか
- 同上100㎡以上の店舗、公共交通機関、公共施設、遊技場等々とその他サービス業施設など・・・建物内の公共的空間の禁煙、厳格な分煙のいずれか
違反者には罰則有、勧告、公表、命令当処分の他、ひどい場合は罰金もあります。
補助金
「そりょ分煙や禁煙したいけど、するためにはお金かかるじゃん!!」って、事業主の方々へ。
現在兵庫県、国の補助金があります。厳格な分煙設備に係る設備費用の1/2、最大、県が250万円、国が200万円補助してくれます。
ただし国と県の条件が異なるために、両方受けられる、一方だけしか受けられないと言う事業主さんのおられます。条件について、また補助金の内容について、詳しくお知りになりたい方は是非当事務所まで問い合わせください。
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