あなたのうちは「相続」?「争続」?~だいじょうぶですか相続~

2013-10-09

以前より遺言書などの関心の高まりによって、遺言書だけでなく、公正証書遺言まで作る人が急増。最近では年間8万件に近づく数字となっており、遺言書の重要性が叫ばれています。では遺言書さえあれば、残された相続人はうまくいくのでしょうか?

争続の増加

最近、相続を争続と呼ぶようです。皆様のご家族は大丈夫ですか?

統計的にみると、最高裁統計では審判や調停に至る遺産分割事件は、平成22年に約13600件、平成8年に始めて年間1万件を超え、毎年悪い意味ながら順調に右上がりです。この数字は公正証書遺言を書く人が、この20年間で10倍以上になってるのに反比例し、増加しているという事です。事実、遺言書があっても、書かれている内容が相続人にとって、無理があったり、不可能であったり、相続人にとって不平間ある内容で、調停・審判に至るケースも多々あります。

調停になると、平均でも1年以上かかり、実際あきらめて取り下げされる方が1/4いると言う実情です。調停になった相続人の負担は、非常に大きく、また家族間、相続人間の仲も悪くなる。何のための相続なのでしょうか?遺産を残された方は、相続人の為に、家族の為にと思って残された遺産が、その為に家族を不幸にするなんて考えも及びません。

争続の原因は?

その原因は何なのでしょうか?原因の大半は、意外と小さいボタンの掛け違いにあるようです。

昔の日本の家督制度は、長男がその大半を相続し、残りの兄弟は生活できるだけの相続を、出ていく娘には嫁ぐときに婚礼用品を用意し、それが相続と思われていました。その流れは、まだ残っている地域、年代もあり、民法で決められている相続人である子供の相続分は平等であると言う事とほど遠いものがあります。今の世の中、各人の相続意識の高まり、知識の習得、個性の高まりなど、個人の主張が強まっています。

それでも、相続人の初めからもめてやろうと考えている人は少なく、例えば「長男がそれなりに相続するのは仕方ない。けれど少しばかり、私ももらってもいいのでは?」長男も「そら当然渡すよ。同じ相続人だから。」って話でスタートします。長男が「これぐらいでいいだろう。」って言うと「それはあんまりでしょう。あれだけの相続あったのに。そんなこと言うなら出るとこ出て争いましょう。」って事になり、もめにもめて裁判にってケースが大半なようです。遺産の評価は、遺産内容が現金でない場合、その評価方法、時期などにより大きく変わり、また相続の問題を大きくしているようです。

このケース何がまずかったのか?

  1. 遺言有ったのでしょうか?有ったならば、内容は誰が見ても、明確で、相続人にとって平等でしたでしょうか?
  2. 相続の内容が、相続人全員に公開され、その遺産総額がはっきりしていたでしょうか?
  3. 相続人間で何を相続したい、どう相続したいなどの話し合い(遺産分割協議)がしっかりできたでしょうか?
  4. 家族間で日頃より思いやる気持ちがあったでしょうか?

争続防止の手段

巷で言われる通り、遺言書は無いより有った方が良いです。それも自筆証書遺言や秘密証書遺言より公正証書遺言の方が良いです。ですが、残念ながら、公正証書遺言あるだけで安心できないのが、今の現状です。遺言は当然ながら、その書式が法律に沿った有効なもので無ければなりません。でもそれ以外に考えてほしいことは、残された相続人の意志も考えてあげられ、内容に含められたら、素晴らしい遺言書になるのでしょう。また事前に被相続人、相続人みんなで遺産分割協議をして、みんなの意志を聞いた上で、遺言書ければ素晴らしい物になるのではないでしょうか?

各家族や相続人で考え方も違うし、環境、状況も違います。これらの手段が有効な場合だけとは限りません。自分にとって、家族にとって、どのような相続が一番いいかを考えてみられることが大事かと思われます。

当事務所では被相続人様、相続人様の状況を勘案し、長年の実績と経験から、「争続」にならない「相続」ご提案します。相続のご相談、遺言の書き方、遺産分割に係わるご相談などお受けいたします。是非ご連絡お待ちします。

 

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