確定申告の時期になりました~白色事業者の帳簿義務開始について~

2014-02-01

2月に入り、今年も確定申告の時期になりました。個人事業主の方々にとっては、色々と頭が痛い時期ですね。知ってました?来年から白色申告者でも帳簿記帳義務ができるんです。これまでも、ご紹介しましたが、今日はそんな話題です。

今年から白色申告でも記帳・帳簿等の保存が必要です

例年2月16日から始まる確定申告について、今年はその日が休日のため2月17日から始まります。個人事業主の方々、農家の皆さんなどは、サラリーマンと異なり、所得税が源泉徴収されるのではなく、自ら所得を計算して申告し、納税を行う必要があります。申告方法には、白色申告及び青色申告の二通りがありますが、今回は青色申告についてお話をしたいと思います。
所得税は、納税者自らが所得を正確に計算した上で、申告し納税するという申告納税制度をとっています。この申告納税制度が円滑に実施されるためには、納税者が自ら正しい記帳に基づく適正な申告と納税を行う必要があります。そこで、この制度の普及を図るために、昭和25年の税制改正で青色申告制度が設けられ、所定の帳簿を備え付けて日々の取引を記録し、自分の所得を正確に計算できる人(青色申告者)には、様々な特典が与えられています。
青色申告者に与えられている特典には、1.適正な青色事業専従者給与額の必要経費算入(白色の場合、最高86万円が限度)、2.青色申告特別控除(最高65万円)、3.純損失の繰越しと繰戻し、4.中小企業者の機械等の特別償却などがあります。
そして、備えつける帳簿の種類(簿記方式)によって、青色申告の特典の内容がまた、変わってきます。簿記方式には、複式簿記、簡易簿記、現金式簡易簿記(前々年の所得が300万円以下の場合)の3つがあり、特に、複式簿記は一番特典が多くなっています。例えば、複式簿記の場合、青色申告特別控除として最高65万円を所得の計算上控除することができますが、簡易簿記では、10万円までしか控除が認められていません。
このように、白色申告者と比べると、税制面で有利な特典を受けることができます。
一方、本年1月から、記帳・帳簿等の保存制度の対象者がすべての白色申告者(現行では、前々年分あるいは前年分の所得が300万円を超える白色申告者が対象)となり、所得税の申告が必要ない方も、記帳・帳簿等の保存(法定帳簿は7年、たな卸表等の書類は5年)をしなければなりません。
このため、青色申告でも白色申告でも記帳して帳簿等を保存しなければなりませんので、これを機に青色申告を始めてみましょう。青色申告をするためには、青色申告をしようとする年の3月15日までに、「所得税の青色申告承認申請書」に必要事項を記載して、納税地の所轄税務署長に提出する必要がありますので、具体的な手続き等については、最寄の税務署にご相談ください。

なお当事務所では来年の個人事業主の帳簿保存義務拡大に向けて、会計記帳サービスを始めました。ご興味ある方々は是非一度ご相談お待ちしてます。(会計記帳サービスはこちらへ)

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